日本最初期のボールペン ボールPentel

1972年発売の水性ボールペン “ボールPentel” をご紹介します。
初の樹脂性チップを使い、水性ボールペンを国内に一気に広めたボールペンです!
発売元はもちろんPentelです。

仕様

グリーンのボディが目印のベーシックタイプと、45周年記念で発売された3色のボディカラーがあります。
それぞれの色で黒・赤・青の展開です。

また、限定7色セットというセットではまた別のボディカラーが含まれているようです。

グリーンボディ

まずはグリーンのボディが印象的なベーシックタイプを見てみます。
このペンは1974年のグッドデザイン賞を受賞しています。
よりリーズナブルな値段で提供するためにほとんどが直線で作られていながら、キャップ部分にはデザイン性も追及してあるというまさにグッドデザイン。

“ボ” の右下部分が丸になっているのもかわいいですね!

チップ部分
ボール径は0.6mmで統一されています。

悲しいことに赤がまったくインクが出ませんでした…
ちゃんと試し書きしてから買おう…

書き心地はボールペンというよりはサインペンに近い書き心地ですね。
結構太字に感じます。

若干インクがにじむ感じはありますがそこも初期ボールペンの味が感じられて好きです。

45周年記念モデル

さて、次は45周年記念カラーを見ていきましょう!
見た目の形状こそ同じなのですが実は結構仕様が違います。

並べてみました。
印字 銀→黒
ペン尻 少し長くなった
ボール径 0.8mm
軸の太さも少し太くなっています。
ペン先はインク色と同色になりましたね。

と、結構色々仕様が違います。
45年経った今の時代の好みにより合わせてきた感じなんですかね。

ボの字の丸は相変わらず健在で嬉しい!

書き心地は特に変わりありませんが、ちょっとインクムラがあるかも?
試し書きしてからの購入がオススメですね。

ボール径は違うはずなんですがそんなに差がないように感じます。
ベーシックタイプがインクの出が良すぎるのかもしれませんね。

まとめ

レトロな雰囲気を醸し出すいいペンです。
ベーシックモデルと45周年モデルでは結構仕様が違うのでお好みで使い分けるといいですね!